家族の物語

マットンの魂は、現社長オード・マットンの祖父であるロジェ・マットンが築き上げた家族の物語に根を下ろしています。

 

ロジェ・マットンは装飾美術学校とエコール・ブール国立工芸学校で学んだアーティストで、戦争が終わった直後から絵画や塑像、陶芸などさまざまな芸術分野で自分のクリエイティブな才能を発揮していきました。彼は多くの経験を積んだ後、最終的にジュエリーのデザインに自分の表現方法の道を見つけます。そして田舎にある自分の家のまわりの自然や豊かな環境からインスピレーションを得ていきます。森の動物たち、植物や花が、生物の美しさという彼のクリエーションの糧となり、こうしてマットンのスタイルが出来上がります。創造的才能に恵まれたロジェは、動物のブローチからチョーカーの曲線に至るまで、形や構造、表現を研究するため、スケッチし、色を塗り、木を彫り、ブロンズを加工します。やがて彼はパリの一流宝飾店や工房に個性あるジュエリーのすっきりしたデザインの世界観を提案し、注文も増えていきます。自分の子供たちを育てた田舎と同じように都会でも、ロジェは妻のルイーズに支えられ、1970年代の初めに、創作に必要な製造設備が整っていたブルナデの工房を引き継ぎます。それはすべてが可能な贅沢な時代で、沢山の計画があり、それらの計画は早いスピードで進んでいきました。

 

この幸福な時代に、ロジェは自分の子供たちを工房に加わらせ、彼らはそれぞれの得意分野で若いエネルギーと新しい飛躍をもたらします。カトリーヌは自分のジュエリーのデザインに色石やカットした他の装飾石を加え、MATHON PARIS(マットン・パリ)というブランドのコンセプトを作り上げます。フレデリックは輸出に取り組み、アジアとアメリカでの展開の基礎を築きます。そしてパスカルは職人芸と現代的技術を巧みに結びつけ、工房に初めて技術的革新をもたらします。

 

2010年代には、オードとジャン=バティスト夫婦が徐々にこのチャレンジに加わります。二人は共に力を合わせ、人間的な経営方法で合理的な製造方法を豊かにしていきます。

 


自然は、創作のスタイル以上に、シンプルさ、率直さ、真正さでマットン家の魂と心をとらえます。慎み深いこと、謙虚であることがその基本であるからです。だからこそオードとジャン=バティストは思いやりと良い仕事への愛情を工房の発展の中心に据えているのです。そして長年の専門技術と結びついた職人の手がもつ英知がその良い仕事を可能にしているのです。


 

この価値観がマットンの精神とスタイルを作り上げ、工房を形成し、それは今日も輝き続けているのです。

創造の魂

創造の魂

ロジェ・マットン

“父は完璧なアーティストと見られていました。父のお客様達は当然のように父のことをクリエーションの才能がある人と言っていました。

彼は全ての工房やそのお客様達、つまりヴァンドーム広場の一流宝飾店の間で名声を得ることに成功しました。

お客様に自分のデザインを認めさせ、サインさせ、制作し、仕上がった作品を納めていました。自分が欲するようにやっていました。殆ど妥協はせず、お客様に自分の考え方を強いていました。

 

フレデリック

力を合わせて次の時代へ

力を合わせて次の時代へ

フレデリック&パスカル・マットン

“私は海外戦略に取り組み、カトリーヌはデザインし、パスカルは製造を担当しました。私達3人は補完的でした。会社が一人の人間だけに頼っていないこと、それが私達の強みでした。”

“私達の互いの信頼と長年にわたり仕事を続けてきたことが会社の力となりました。私達は常に会社が健全で、堅固であるよう努め、順調に発展することを求めてきました。 ”

“石留め、鋳造、研磨をし、製造段階全てをマスターし、管理しなければなりませんでした。他の小さな下請け業者に頼るわけにはいきませんでした。私達が遠くからしか知らなかったこれらの連動した仕事をマスターしなければなりませんでした。”

“私達は私達のDNAとしてのクリエーションを守ろうと努めてきました。もし私達が単なる下請け業者だったら、私達のノウハウや父の創造性のDNAを失っていたことでしょう。”
フレデリック&パスカル・マットン

 

フレデリック&パスカル・マットン

コミットメントへの情熱

コミットメントへの情熱

オード&ジャン=バティスト・ドネ

“父は私達に場所を作ってくれました。父はジャン=バティストが私と同じようにここに自分の場所があり、私達はいいデュオが組めると直感したのです。この可能性をまず私に、そして私達二人に与えてくれたことにより、父は大きなプレゼントをくれたのです。”

“私はこのチャンスが気に入りました。経営的にも戦略的にも色々なことができる小さな組織で自分の全てを注ぎ込めること。このような可能性が私達二人、私達夫婦に与えられたことは素敵なことです。これは単なる仕事ではなく、私達の人生であり、ほとんどいつも喜びです。”

 

オード&ジャン=バティスト・ドネ